Godbless The Moon

ゴッドブレス ザ ムーン。おずねこ、の模型倉庫です。

Category: ガルスJ

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ガルスJ

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2014年、第17回オラザク参加作品です。
「侵略の年輪」というタイトルをつけています。

舞台設定として、ノルマンディーの孤島、ジャージー島を想定して製作。
小説版ZZの中にある「ネオ・ジオンがノルマンディーの島にあるティターンズ基地を接収して、サイコガンダムMk.Ⅱを建造した」という記述をイメージソースにしました。今年はD-DAY70周年でもあるし。

〈ベース〉
スタイロフォームを土台として、石粉粘土を盛りつけておおまかに形を出してから、バーク材を押し付けて岩状の表面としています。
海岸の表現としてリキテックス・グロスメディウムを使用し、木工ボンドで波を。
植物はおもにターフを接着、ジャージー牛のいる芝生は化学繊維(レーヨン)にアクリル系で着色。
88mm砲の残骸はハセガワのキットを適宜ディティールアップして、エナメル塗料で劣化表現を施しています。

〈ガルスJ〉
アクシズの地球侵攻のため開発されたという設定があるものの、劇中ではそうしたシーンは無く、演出的にも不遇なMSだと思います。私のガルスJへの愛から、本来の目的に使用されているシーンを想定。(製作中にシュツルム・ガルスが発表された時はちょっと驚きましたが…)
細身のプロポーションとするため、手足と胴部を伸ばし、1/120くらいのサイズとなっています。
頭、胸、肩、脚はガルスJの旧キットを使用、下腕部はHGUCグフをインナーにして外装をスクラッチ、胴部はMGキュベレイの脚フレームとMGドムの頭部フレームを組み合わせ。
腰アーマーは設定画よりも動けそうなデザインとするため、旧キットのサザビーから切り出した横アーマーをももに直付けとしました。前部もサザビーから、後部はMGザクを使用しています。
アサルトライフルは「ライフルINアタッシュケース」というかつての食玩から改造、カモフラージュネットはバーリンデンを使用しています。

〈フィギュア〉
1/72プライザーの戦車兵をベースに、ヘルメットや胸の意匠などをジオン兵らしく改造しています。牛飼いの老人も同様に改造し、塗装はアクリルでの基本塗装後、エナメルで陰影をつけています。
ジャージー牛は他の乳牛と比べて小柄な品種なので、鉄道模型(1/87)のスケールを合わせています。やはりプライザーのフィギュアを用いて白から茶色のグラデーションを基本塗装として、細部はエナメルで描き分けしました。

〈ストーリー〉
「あんたらみたいに、礼儀正しいのは初めてだよ」
牛飼いの老人が、ミルクで満たされたカップから視線をそらす。
視界は、近くを通過するモビルスーツでいっぱいになっていた。
「この島にゃ、去年は連邦軍、ヨセフじいさんの頃はナチスが来たらしい。オレも知らない話だが、ピアソン少佐の頃にゃ……」
「ご老人、やつらは連邦ではありません、ティターンズです。われわれは地元住民との融和をはかり、」
「ブランデーを持っとるかね?」
「失礼、今なんと?」
ネオ・ジオンの作戦将校は、融和政策なんぞクソ喰らえだ! という、ノドまで出かかった内心とは裏腹に、慇懃に聞き返した。
実際のところ、アクシズ中央の見解…「地元住民との衝突を避け、協力者を得ること」という方針は、各地の占領部隊の行動に支障をきたしていた。
そもそも、そのようなゲリラ的な活動は、彼らが駆逐するべきカラバの十八番だったからだ。

モビルスーツは関節がきしむような音を立て、よろめいて見える。
老朽化した、しかし練度の高いカラバのパイロットとの戦闘は、数日で新品を摩耗させた。
「オレたちにとっちゃどっちでも同じだよ、あんたらの、あの“ザク”も……」
失礼ですが、あれは我が軍の最新鋭機で…という将校をさえぎり、牛飼いの老人はカバンから取り出した酒ビンから、ミルクにそそぎ入れ、それこそどっちでもいい事だと、ひとしきり笑った。
「昔はどの軍隊も“気つけ”と称してブランデーを持ってたがな、連邦もな、去年だ。ヨセフじいさんの頃はナチスが来たらしい……知っとるかね? ピアソン少佐の頃にゃ……」
島の掌握を任務とするネオ・ジオンの士官は片手を振って、すっかりでき上がっている牛飼いの繰り言をさえぎると、
「あの砲台はいつ頃のものですか、我々の調査は……」
「旧世紀のモノと聞いてるがね。オレに言わせりゃ墓標だろ、あれは」
将校は絶句した口をひらけなかった。
あのモビルスーツが、今度も墓標にならぬという保証はどこにも無かったからだ。

U.C.0088年、6月
プロフィール

おずねこ

Author:おずねこ
模型の画像置き場としてブログを始めました。
製作記事を書くことは苦手なので、倉庫の機能しか持たないと思いますが、どうぞご観覧ください。

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